五蔵舎

目次

道行く人にも、緑の優しさを  建築:五蔵舎 山形県新庄市 八鍬様邸

【山形県新庄市 八鍬様邸】  

なかなか日程が合わず、ずいぶん長くお待たせしました。
山形県新庄市にお住まいの若いご夫婦様のお庭をご紹介します。

山形県新庄市 八鍬様邸
▲お住まいの全景とお庭工事完了の景です。

道路の角地に面したお屋敷で、道行く人たちにも、
緑の優しさを感じてもらえるような配植をしてみました。

山形県新庄市 八鍬様邸
▲ウッドフェンスで囲い、お子様たちの遊び場である プライベートゾーンの安全を確保しております。

新庄市は雪も多いということから、ウッドフェンスの一部を排雪ための、
開口部を設けてあります。 積雪地帯の工夫ですね。

山形県新庄市 八鍬様邸
▲玄関前のソヨゴです。

アプローチの敷きレンガに土砂が流れださないように山石で土止めをしております。
お住まいと外構工事を一体的に考えないとこういうスペースはなかなかとれません。
敷きレンガの風合いは、ご夫婦様に選んでいただきました。

山形県新庄市 八鍬様邸
▲ウッドフェンス回り、庭の中から樹木が外へはみ出てるような手法もよく使います。

玄関や、リビングが樹木のやさしい緑で、内外の視線を遮られるような工夫も。
中央の樹木は初夏に白いかわいい花が咲く エゴノキです。

山形県新庄市 八鍬様邸
▲枕木敷きの上は来客用の駐車スペースとしてあります。大きめのカーポートもありあまり頻度もないとのことでしたので、枕木の間を芝生で覆っています。

当初、この場所はコンクリート舗装でもよいとのことでしたが
このような形に提案させていただきました。

山形県新庄市 八鍬様邸
▲すっきりとしアプローチと玄関周り

完成まじかに散歩中の道行く人たちに何人にも、「ええ、あんべだの」と山形弁で声をかけられましたね。

山形県新庄市 八鍬様邸
▲三人のお子様がいらっしゃいます。お子様たちのプライベートゾーンです。

冬期間は雪おろしの場所にもなります。
樹木は、トネリコ、シャラ、厄除けの南天も植えられております。


山形県新庄市 八鍬様邸
▲お住まい側からの景

樹木でやんわりと道路からの動線を遮っております。左の樹木はカツラです。
テラスの下の芝生には、段差をつけてお子様たちが足を下ろしておしゃべりが、
できるよな工夫もしております。

山形県新庄市 八鍬様邸
▲樹木を配植する場合に気をつけることは、同じ高さにならない、一直線にならない 落葉樹と常緑樹とのバランスを考える、四季を感じられる樹木選択‥等

状況にもよりますが、個人のお庭の場合は、塀やウッドフェンス側に
同じ樹木を 一列に並べる植栽は、かえってその場所を狭くしてしまいます。
手前を大きく奥を小さめにすると奥行きがとれ、広さを感じられます。

山形県新庄市 八鍬様邸
▲歩道とのコーナーの一角を山石で結界を作りました。

定番であればレンガ積でコニファーの植栽が一般的ですが、あえて石積にし、
四季の緑や葉色を楽しむ植物たちを植え込んであります。
丁字路であるため、視界の確保、何より道行く人たちにも、緑を楽しんでもらいためのものです。
こんなことも、ささやかな地域貢献の一つではないでしょうか。

当社のご提案をご理解をいただきました、お施主様に感謝申し上げます。

額縁の絵の庭  建築:五蔵舎 秋田市桜 佐藤様邸 

【秋田市桜 佐藤様邸】

上記と同様の玄関フロアーからの景をご紹介します。 秋田市桜 佐藤様邸
カメラのフラッシュの反射で見づらいのですが、額縁に入った絵のようにも見えます。

秋田市桜 佐藤様邸

上記と同様の玄関フロアーからの景をご紹介します。 秋田市桜 佐藤様邸
カメラのフラッシュの反射で見づらいのですが、額縁に入った絵のようにも見えます。

 

秋田市桜 佐藤様邸
▲背景は裏山の斜面となっていて、自然の山草が生える野趣味のある場所です。

そこで、裏山のつながるような、里山の景色を取り込んでみました。
山取りの自然のままの樹木を選び、かつて、大きな木があったかのように、
切り株も添えてみました。

自然の広がりが感じられ、まさに「里山の景色」ですね??
ですが、これは「盆景」のようなものなのです。繊細は事項で。

秋田市桜 佐藤様邸
▲上記の「里山の景色」はこんな「盆景」のようなものだったんです。

「盆景」とは、浅い鉢や板材の上に、木や山野草を植え自然を映しだすもの、
盆栽とは少々ニュアンスが違うが、それに近いかもしれません。

自然石と皮付きの栗材で土止めをし、樹木に山野草、杉苔で覆い、
栗の切り株を用い里山の風景を表現してみました。
狭い、玄関前とか、小さなスペースにも、こんなことが可能だと思います。

市街地にのどかな空間 建築:五蔵舎 秋田市I様邸

【秋田市 I様邸】

マンションやアパート群の中に建てられた「和モダン」のお住まいです。
道路に面した来客用の駐車スペースの一部を植え込みスペースとして
確保してあります。


▲ 背景の外壁は板張りで、高さもあり、風合いもシックなものです。 この背景をバックに立体感のある植え込みを構成してみました。
▲ 植えられているのはタケで姫モウソウチクという種類です。

一般的にタケノコとして食べられる太いものはモウソウチクですが
この種類のものは あまり太くなりません。風にそよぐあわい緑が好まれます。
このようなスペースにも立体感のある使い方ができるのもタケならではの特徴です。
足元には、山石、下草を配し山里の景を。左の株立ちはイロハモミジです。

▲玄関前の植栽前の状況です。 やはり、緑がないとちょっと殺風景ですね
▲玄関に向かう段差のあるアプローチに、イロハモミジを少しかぶせて玄関が直接見えないようにして植え込んであります。

これだけの高さのある外壁の板張りをおおうとなれば、
やはりこのタケしかなかったかとも思いますね。


▲カーポートの建てられる位置から中庭になる部分です。市街地の、この場所がどんなふうに変わるんでしょうね。
▲アパート群の背景を遮りながら、ちょっと懐かしいのどかな風景を出してみました。背景は上の画像にもあるアパート群です。

全然違う場所に来たようには思えませんでしょうか。
雑木の中に少し年代物の、石鉢を据え景を引き締めております。

▲駐車スペースから入ったところの路地鳥海石をチラシ、延べ段風に。
▲年代物の石鉢

左の柵は、農家で稲束を自然乾燥させるときに使用した杭(稲杭)を使用し、
庭と畑地 との結界としております。
稲杭は先人の知恵で腐れにくい、栗の木で作られております。

▲お住まいデッキからの景です。

稲杭のある畑地の部分には、シイタケも収穫できるよう楢の木に植菌もしてあります
植栽樹木はおおむね雑木類で、のどかな田園風景の一角を表してみました。

その場に対応したお庭づくり 建築:五蔵舎 秋田市桜 浅野様邸

【秋田市桜 浅野様邸】

傾斜がある場所に建築された、お住まいのお庭です。
道路に面した角地であり、ごらんのように既存ブロック塀の下端から、
駐車スペースまでは、 かなりの高低差があり、
お住まい側からも道路に面しても同様です。 道路の傾斜、建物からの道路の傾斜。
こういう地形は施工に関しては難点もありますが、景観的には段差があったほうが、
広さも感じられ出来栄えはよくなると思います。


▲中央の石段から左正面の玄関に向かいます。

既存ブロックの上には、サワラの生垣で,道路からの視線を遮っております。
電力さんに悪いですが中央の電柱が景観を損ねております。

▲中央石段から玄関に向かう通路

ミカゲの切り石を敷き玄関へと。右中央が男鹿石で作ったオリジナルの灯具です。
ウッドフェンスの下も中庭からの高低差ががあるため、山石で土止めを行い、
下草で景を引きしめております。

▲玄関方向より正面石段を望む景

なんといっても,中央の電柱と,この控え線が・・・・

▲石段の右、ウッドフェンス下部は鳥海の山石で土止めをし、紅メギや矮性のコニファー、シモツケ、アベリヤを植えてあり、それぞれの彩りを楽しめます。ウッドフェンス内のシンボルツリーはカツラです。
▲樹木は左からイロハモミジ、中央はシンボルツリーのカツラ、姫シャラです。手前はデッキになっております。
▲駐車スペースからの全景です。

水栓のある場所に植えられている木は「カマツカ」。
所によっては「牛殺し」といったそうです。非常に材が固く,鎌の柄などに利用され、
牛を農作業に使った時代、言うこときかすために、「カマツカ」の木でたたいたとか。
初夏に可憐な白い花が咲き、秋には赤い実をつけてくれます。

「あきたこまちの田んぼ] わが家の庭 建築:五蔵舎 横手市 笹村様

【横手市 笹村様邸】

田園風景のなか、小高い丘を望める絶景のロケーション
ここは横手盆地のまっただ中、「あきたこまち」の刈り取られた田んぼが遠く続いております。

「あきたこまちの田んぼ」がわが家の庭、そんな場所にお住まいのご夫婦の、
お庭をご紹介します。


▲白い雪原・水の張った田んぼ・風にそよぐ早苗・はかない稲の花・黄金色に実る稲穂リビングとキッチンから、このロケーションがながめられ、自然のパノラマを五感で 感じられるでしょう。
▲お住まい一角を「坪庭」風にアレンジしてみました。

「坪庭」とは、一般的には建物と建物の中に囲まれた、小さな庭を指すようですが。
当地では旧家で、庭のある家を、「坪(つぼ)のある家」とよんでいました。

そんなことを思いながら、和室から見える一角に、坪庭をつくってみました。
いずれは、田んぼとの仕切りに低いウッドフエンス(1,2m)を設置したいとの要望もあります。

▲左に見える窓の向こうが、和室になっており、高くない下窓から この景が眺められます。

この部分を竹垣でも回すと雰囲気が変わると思いますが・・・
なお、敷砂利との縁切りも、自然石など使うと感じが変わると思います。

▲玄関、アプローチ、着工前の様子です。
▲玄関、外構工事、樹木の植えつけも完了です。

樹木は、左からトネリコ、姫シャラ、根元にアベリア、イロハモミジ‥などです
アプローチに段差をつけたことが、立体的になりグレードアップしましたね。

▲玄関左サイド、着工前の様子です。左奥には、田んぼの風景が望めます。
▲玄関左サイド 植栽、張芝すべて終了です。

左後方にチラッと「坪庭」が見えるでしょうか。
トネリコも自然のラインを描くいい姿をしていますね。

住まいを彩(いろど)る、お庭でお茶を。 建築:五蔵舎 秋田市 斉藤様

【秋田市保戸野 斉藤様邸】

秋田市内にありながら、閑静なたたずまいのお住まいです。
来客用の駐車スペースの確保から、植栽スペースがあまり取れませんでした。
線の細い樹木を、外向きに植えたことによって、広がりを感じてもらえるのではないでしょうか


▲この画像は工事をしてから、少し月日がたったものと思われます。

たしか、夏の工事だったと思いますが、樹木の紅葉が始まっていますので。
鉄平石の仕切りの裏には、ナツハゼ、玄関を覆うのは、
ツリバナ、駐車スペースに、 かぶせているのは、トネリコです。


▲隣家サイドの植栽は、葉などが落ちてご迷惑のならないようにと、コニファーを使用しています。

奥のコーナーの一本支柱の樹木は、イロハモミジです。
このように外に枝葉を向けることで雰囲気が変わります。


▲方形の鉄平石をアプローチに敷き、 玄関からお庭へとつないでおります。

正面のシャラ(夏椿)でリビングからの視線を遮っております。
また、このシャラがここにあることで、奥行きを感じさせております。


▲お住まいのデッキも含めて、お庭でお茶やバーベキューを楽しみたいということで、ミカゲの敷石で、テーブルやベンチのおけるスペースをつくっております。

カーポートコーナーの樹木はソヨゴです。秋に実の付く(メス)木は人気の樹種で、品薄の状態です。


▲ 敷石のスペースは、自転車などを保管する収納庫(物置)につながる通路にもなります。

程よい芝生の広場と、奥様ご要望のフラワー&菜園を設けました。
どんな花を咲かせ、どんな野菜を収穫なさるのでしょうか。
楽しみですね。

▲横手市佐藤様邸の施工事例です。前にも当社HPでも紹介しております。上記のように、お庭でお友だちを呼んで、お茶やバーベキューを楽しみたいという方が増えております。

お庭の形態に関わらずスペースにあった「家族イベント」の広場を提供しております。
山取り木の樹木たちも、 人工的に敷かれた切り石にも違和感なくマッチングして、
和みの場を提供してくれます。


▲前項の反対方向から見た景ですが、この場所から見ると, 「和風っぽい」感じですが、 人工的な切り石を使用することや、 配置の仕方によって「和モダン」にもなりえます。

完成後、ご家族さまには喜んでいただいておりますが、
奥様は、お庭を散策しながら、「今までは、この場所に来ることがなかった・・・」と

「庭があって住まいは完結」 G社の想い

(秋田県造園協会寄稿文)
「庭があって住まいは完結」 G社の想いと重ねて

近年、県都秋田市内で仕事する機会が多くなった。
県南出身の若手カリスマビルダー「G社」が建築した住まいの庭に関わる物件である。
幸運にも、建築住宅に携わるG社の住まいづくりは、

庭あるいは緑がなくてはならない。
庭をつくってはじめて思い描く「住まい」になる

と、高く理念を掲げている。 また、

「もともと、緑豊かな敷地の一部を、切り開いて人が住む建物を建てたというのに。
近い状態に表現したい、 感じたい」

ともいう。

昨今、敷地に建物と駐車スペースを確保して、
付刃的に緑を添えたような住宅が見受けられる。
また、高気密、高断熱をうたい文句に、窓や開口部が極端に少ない住宅が多い。
そんな中、あらかじめ設計プランの段階で、
庭のスペースや緑のある生活を積極的に想定したG社の姿勢に頭が下がる。

建築家、安藤孝雄氏が、
「まずい設計をしたら、樹の一本も植えたらいい」と言ったとか…。
「癒し・やすらぎ」を与えてくれる樹々たちをそういう扱いとはしたくはないが。
住人にとっても、街並みを形成する景観的にとっても、
緑の効能が計り知れないことは言うまでもない。

工事内容については、特に要望がなく「おまかせ」のケースが多い。
施工事例や大まかな配置や樹種については説明するが、
打ち合わせ時に必ず伝えることがある。

「ご要望は伺ったが、気付き、ひらめき、その場の思いで作業するので、
できうれば完成図面は提示したくない。
レストランメニューのような仕上がりの姿はだせない。
どのようなものができるか楽しみにして待って欲しい」と。

さらに、

「気が付いたことあったら、何でも伝えて欲しい。
毎日が検査日と思っている。長年の経験があるが、施主さんから提案で、
前例にない庭に仕上がった良い事例もたくさんある。
たが、受け入れられないこともある、採用するか否やは任せて欲しい」と。

「臨機応変に対応し期待感を」「聴く耳を持つ寛容さ」「信念を持った毅然さ」を主張。
わがままな言い分と思うが、ほとんどの施主さんに快諾していただいている。

早く現場に出かけたく、夜明けが待ち遠しいときがある。
好んだ樹木が現場にうまく収まるか、あれはどう据えようかと思いをめぐらすと…

歳を重ねたが、 四季を感じながら自由気ままに造れる庭や
緑とかかわる仕事を生涯の天職として愉しみたい。

(有)ササヤス
佐々木 政義

水音の聴こえるお庭  建築:五蔵舎 秋田市外旭川  斉藤様邸

【秋田市外旭川 斉藤様邸】

秋田市内、新築のお住まいの工事をご依頼されました。
お庭のスペースはあまり広くとれない状態でしたが、
油圧ショベルの左後方を、 コンクリートを斫(はつり)、スペースを少し広くしてあります。

▲玄関前をコンクリート舗装の一部を、格子状に目地を取って、    その中にはミカゲ石を張り付けております。重機の前方の建物の基礎の部分を、お庭の一部としておりますので、ご注目を。

▲早朝の画像だったので朝もやがたちこめております。道路前面からの景です。玄関やリビングが直接見えないよう、樹木によって視線を遮っております。右側の低い植栽は、ニシキギとシモツケです。 こんな少しの植栽もお住まいを引き立たせます。

▲玄関テラスからの景です。格子状の平板、黒ミカゲの敷石でアクセントをつけ、竜で目地を埋めております。左にはヤマボウシ、根元にはヒイラギ南天、右はシャラ(夏椿)です。

これらの樹木が、 玄関やリビングの視線を遮りながら、お部屋からは,
風にそよぐさわやかな緑を, 提供してくれます。


▲狭いスペースながら和モダンをテーマに「水音の聴こえる」お庭を提案しております。 石の水鉢に筧(かけい)から落とす水が、 波紋とかすかな水音が心地よく楽しめます。

建物の基礎の部分を,石積の基礎のように組んで、
無機質のコンクリートお庭の一部に取り込んでおります。


▲お住まいリビングから見える景です。水鉢が直接見えない様にしているのは、古来の伝統技術のなかに 「見え隠れ」という技法のひとつでもあります。

コンクリートを一部壊した木塀の前は常緑のソヨゴ、左はイロハモミジ、
右手前は線の細い ツリバナを植え、季節の変化を楽しんでもらうことにしています。


▲再び水鉢周りの景

現在は、かつてのお茶室の蹲(つくばい)周りの作法の石組みではなく、
このような自由な石使い、雑木を植えこんだ風情が好まれます。

また、四季それぞれを楽しませてくれる山野草たちも目を楽しませてくれます。
株立ちの樹木はヒメシャラ。


▲お住まいマッサージルームからの景です。

マッサージ器は体を癒してくれますが、窓の外の樹木たちは「心も体」も癒してくれます。
「緑の力」ってすごいですね。

緑を愛(め)で、意思(石)を積み、庭に暮らす 建築:五蔵舎 岩手県二戸市 上戸様邸

【岩手県二戸市 上戸様邸】

岩手県二戸市 新築なさったばかりお住まいです。

3月上旬、下見に伺った時の状況です。いつもの年より雪が多いということでした。
広大な敷地は、お車のフロント前方にある大きな木までつながっております。
庭の作り手としては、これだけの敷地があったらもう少し後方に下げて建てられたらとも、
思いましたが。

▲お住まいは傾斜地に建てられ、隣地との境界部分は切土されており土止が必要でした。また、無機質なコンクリートの擁壁をかくしたいとの要望もありました。
▲春一番の工事ということで、除雪も行い作業を進めましたが、相当気温が下がるらしく、地面の上は凍結している状態でした。

樹木がまだ芽吹かない完成まじかの景です。
隣地との高さ(1,3m)のある境界には鳥海石で土留めの石積を行っております。
コンクリート擁壁(0,7m)も薄めの鳥海石で同様に組んであります。

▲樹木が芽吹いた季節の風景です。

後方の大きな木(ケヤキ)も借景となって、奥行きを感じさせてくれますね。
コンクリート舗装にはランダムな文様をつけ、 玉竜の目地でアクセントをつけてあります。

▲この部分がプライベートゾーンに変わります。 段差があり高さが変わります。さらにその後方がごらんのような傾斜地です。
▲リビングからのテラス・丸柱の立ってあるところは お茶室となっております。どんな景色に変わるのでしょうか。土壌の状態は非常によく、すべての樹木の植栽に使用させてもらいました。
▲正面も石積で土止めをし高さを確保しています。

これらの鳥海石は長年取引のある、川越工業(株)秋田県にかほ市から納入運搬されたものです。
芽吹きがまだなので、ちょっとさみしいですが、プライベートゾーンを樹木たちがグリーンなカーテンをつくってくれるでしょう。

▲新緑の景

後方の大ケヤキが存在感がありますね。


▲前方よりのお茶室前の景。株立ちの樹木はトネリコ
▲後方借景には邸内にある、樹齢300百年ともいわれるモミジの巨木です。

板戸はお茶室の躙り口で、男鹿石で制作したオリジナルの灯り灯ろうも設置しています。

▲リビングへつながるテラス

お茶室前は、飛び石に杉苔。
樹木は左からミツバツツジ、おおいかぶさっているのはツリバナ、右はシャラ。

▲新緑のテラスからの景

中央の花鉢もアレンジしてあげました。灯り灯ろうの配線が気になりますね。

▲邸内にある、樹齢300百年ともいわれるモミジの巨木です。
▲お住まい全景

手前のモミジの巨木と後方のケヤキたちもロケーションとなります。

▲雪国に暮らすものほど、春を待つ思いが強い、花や土をいじりたいと。

モミジの枝葉が上からかぶさって、「庭の番人」の役目を果たしているようですね。

▲玄関とカーポートにつながる通路

後方のケヤキも見事にお住まいをグレードアップしてくれていますね。
右手前はカツラの株立ち。

▲芝生の広場の後方は傾斜を利用して、園路を配し、四季の移ろいを感じられる野草や緑陰を楽しめる樹木を配しています。
▲芝生広場&園路後植栽全景

森のガーデン  建築:五蔵舎 岩手県矢巾町 松本様邸

【岩手県矢巾町 松本様邸】

▲岩手県矢巾町にお住まいのご夫婦のお庭を依頼されました。プランはお任せということでした。お庭の面積は広く、来客用の駐車スペースからは若干低くなっておりました。

小さなお子様たちがいらっしゃるので、「森の中」で遊べるような雰囲気を造ってみたいと提案しました。隣地との境界にはウッドフェンスで、囲う予定でありました。


▲お庭の全景

雑木の植え込みと自然の山石をランダムに据え、お庭中央には芝生の広場を設け、お子様たちが走り回れるスペースにしてあります。
この場所が低かったため、客土を大型ダンプで四台も入れております。

ダイニングや窓の位置を確認しながら、前面道路からの視線も考慮しながら、樹木を植栽しております。


▲玄関前 作業状況です。

玄関方向に少しかぶさるようにイロハモミジを植え、根元には宿根草など、あしらい季節を感じられる雰囲気を造ってみました。
お庭後方、両サイドはウッドフエンスで囲い、樹木の緑にマッチングする様相です。


▲お二人のお子様 お嬢ちゃんとお坊ちゃまがいらっしゃいます。

保育園から帰られたお嬢ちゃんが、張られたばかりの芝生に、水やりのお手伝いしてくれました。
かわいいですね。ご兄弟で駆けまわる姿が想像できますね。


▲今度は場所を変えての、樹木への水やりです。声をかけたら振り向いてくれました。

ペットのワンちゃん「紋次郎」こと「もんちゃん」もいます。
お庭の樹木たちの成長とお子様の健やかな成長が楽しみです。


▲玄関前からの全景

樹木の配置には樹高、落葉樹、常緑樹のバランスを考え,配植しております。
芝生以外(黒い)の部分にはご家族で山野草などを植え、楽しんでもらうスペースとしてあおります。


▲リビングからの景です。

よく使う手法ですが、お住まい側にこうして大きめの樹木を植えこみます。
手前(近景)に、大きめの樹木を植えることで、奥行きが感じられるのです。
また、ウッドフエンスの手前(遠景)には背の低い樹木を使います。
少し、専門的ですが遠近法の活用です。


▲お住まい奥の方からの景です。

お庭と敷砂利との縁切りは自然石で土止めを行い、砂利の飛散を防いでおります。

この位置の後方には枕木で縁取りした菜園もあり、お子様たちとキッチンガーデンも楽しめます。